研究課題/領域番号 |
18K00970
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
|
研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
松尾 晋一 長崎県立大学, 地域創造学部, 教授 (40453237)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 対外関係 / 琉球 / 倭館 / 江戸幕府 / 対馬宗家 / 長崎奉行 / 日記 / 皇賞 / 石火矢役 / 長崎警備 / 異国船来航 / 東アジア情勢 / 漂流民 / 海外情報 / 太平天国 / 東アジア / 幕府 / 朝鮮 / アヘン戦争 / アロー戦争 / 対馬 / 近世日本 / 長崎 / 情報 / 19世紀 / 対外政策 / 水野忠邦 / 開国 / 開港 / 日本 / 政治 |
研究実績の概要 |
「東アジア情勢」対「日本」の構図で日本の政治的反応の展開を検証することにある。今年度も昨年度同様コロナ禍で海外出張できなかったことから韓国で日朝関係の史料収集が行えなかったが、朝鮮を通じて日本に伝わった太平天国情報の分析を、長崎と琉球から伝わった情報との比較から行った(成果の公開は、来年度を予定)。このほか、上白石実著『十九世紀日本の対外関係』の書評を書くにあたって、改めて19世紀の対外関係についての先行研究の見直しを行った(「上白石実著『十九世紀日本の対外関係』」『歴史評論』874号、2023年2月、83~87頁)。また、19世紀に入って欧米が東アジアで活動を活発化していく過程で小笠原諸島への寄港がみられたが、この意義を確認した(長崎市長崎学研究所公開学習会 「江戸時代における未知の島への探検と長崎」2022年5月24日 於長崎歴史文化博物館 )。そして、この科研で得た19世紀の日中関係、日朝関係の成果を、JICA九州 地域理解プログラム「海外に開かれた長崎:過去・現在・未来」の講演(「長崎県域の歴史的特質」「多様性を受け入れ重んじた長崎県域の文化的背景」、於長崎県立大学シーボルト校、令和5年3月6日)で一部紹介した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍にあって調査ができない状況であったことから当初計画していた韓国への渡航などができず史料の収集と分析が今年度も行えなかった。しかし、研究実績の概要に記したような成果をだすことができ、次年度に行う韓国での調査の準備に取り組めた。
|
今後の研究の推進方策 |
海外渡航できる環境になってきたことから来年度早々に韓国での調査を行い、これまで残していた課題の分析を行う。
|