研究課題/領域番号 |
18K00972
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
|
研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
耒代 誠仁 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 准教授 (00401456)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 情報検索 / 画像処理 / データサイエンス / 情報教育 / 画像検索 / 人工知能 / 可視化 / 古文書 / 古文書画像 / AIリテラシー教育 / 古文書字形 / 花押 / 字形画像検索 / デジタルアーカイブ利活用 / 古文書字形検索 / 古文書解読支援 / 機械学習 / Webアプリケーション / 字形 |
研究実績の概要 |
本研究については、新型コロナウイルス感染症による社会の変化により大きな影響を受け、当初予定していた研究活動の内容を期間途中で大幅に変更する必要に迫られた。そこで、急速にニーズが拡大しつつあった高等教育機関でのAIリテラシー教育に目を向け、「古文書解読支援のために開発・高次化してきた情報検索技術を、高等教育機関におけるAI教育に応用する」ことを新たな目標に掲げて研究活動を実施してきた。具体的には、文部科学省が「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」などを通して大学生に求めている「データを読む、説明する、扱う」といった知識・スキルの修得を支援する教材・教示法を作成するにあたり、古文書解読支援のために研究・開発した成果を活用し、デジタルデータの可視化、前処理(洗浄/次元圧縮)、統計処理に基づく判断(判別分析法によるデータに応じた柔軟な条件分岐)などを学べるようにした。また、本研究が領域横断的な課題に取り組むものである点を重視し、特定のプログラミング言語を修得していない学生でも一通りの学修内容を無理なく学べる教示法を基本としつつ、プログラミングスキルを有する学生に対してはソースコードも積極的に公開し、情報技術に対する学生の学力多様性に配慮した。教材のプロトタイプは2022年度に国際学会IFIP WCCE 2022: World Conference on Computers in Education(WCCE 2022)において公開したものとなるが、その後も改善を続けつつ、2023年度には学生の学問的指向の多様性が強く見られるリベラルアーツ教育環境下での実証実験も実施し、数十名規模のデータの分析結果を国内研究会である情報処理学会第171回コンピュータと教育研究発表会において発表した。
|