研究課題/領域番号 |
18K00974
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
|
研究機関 | 東京未来大学 |
研究代表者 |
山崎 善弘 東京未来大学, モチベーション行動科学部, 准教授 (60582509)
|
研究分担者 |
加藤 慶一郎 大阪商業大学, 総合経営学部, 教授 (60267862)
金子 哲 兵庫大学, 共通教育機構, 教授 (80330497)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 姫路藩 / 藩政改革 / 木綿専売制 / 地域社会 / 綿業 / 領主権力 |
研究成果の概要 |
コロナ禍に起因する制約を受けつつも、姫路藩領における綿業の展開を、領主権力・地域社会との関係から分析し、その歴史的意義を解明するという当初の計画を大きくそれることなく、研究を遂行できた。すなわち、①綿業の発展に果たした姫路藩の役割、②地域社会における木綿専売制の展開と実現過程、そして、③大庄屋・取締役が、木綿問屋などに対する資金調達機能を果たしていたことを具体的に明らかにできた。従来の経済史の視点から一点突破的に捉えられてきた姫路藩領における綿業の展開を、政治史・地域社会史の視点からも解明し、そこに日本型資本主義の形成過程を見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、姫路藩木綿専売制は、藩専売制が成功した典型的な事例として知られていたが、姫路藩領における綿業の展開は木綿問屋の経営や流通の面からのみ研究されてきた。それに対し、本研究では姫路藩領における綿業の、領主権力(姫路藩)を含めた地域的展開を詳細に解明し、従来、経済史の視点からのみ研究されてきた姫路藩領での綿業を、政治史・地域社会史の視点からも複合的に解明し、姫路藩の綿業史研究に新たな地平を開くことができたと考える。 また、本研究の成果は、日本型の資本主義の形成過程を示すものであり、現代人が新しい資本主義を構想・実現していく上で、そこから様々な教訓を得ることができるであろう。
|