研究課題/領域番号 |
18K00980
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
兒玉 州平 山口大学, 大学院東アジア研究科, 准教授 (30644405)
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研究分担者 |
酒井 一臣 九州産業大学, 国際文化学部, 教授 (10467516)
中谷 直司 帝京大学, 文学部, 准教授 (70573377)
手嶋 泰伸 龍谷大学, 文学部, 講師 (20707517)
久保田 裕次 国士舘大学, 文学部, 准教授 (70747477)
太田 久元 立教大学, 立教学院史資料センター, 助教 (20881410)
木村 美幸 福井工業高等専門学校, 一般科目(人文系), 助教 (40881066)
小倉 徳彦 九州大学, 人文科学研究院, 助教 (60908169)
藤井 崇史 東京大学, 社会科学研究所, 特別研究員 (20911829)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ロンドン海軍軍縮条約 / 財部彪 / 日本海軍 / ワシントン体制 / 新外交 / ポピュリズム / 宣伝 / 政軍関係 / 海軍史 / 国際関係史 / 海軍と社会の関係史 / 民政党内閣 / ワシントン大勢 / 政治経済史 / ロンドン海軍軍縮会議 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は海軍大臣を5年間にわたってつとめた財部彪の日記に着目し、以下の2点を行うことにあった。1つは『財部彪日記』の翻刻である。ロンドン海軍軍縮条約前後の時期を翻刻し利便性を高めることを目指した。2つ目は『日記』を本研究メンバーそれぞれの視点から読み解くことである。本研究には国際関係史、軍事史、政治史、社会史、経済史を専門とするメンバーがそろっている。複眼的な視点から『日記』を読み解くことで研究史に新たな知見を付け加えることを狙ったものであった。第1の目的は『財部彪日記』(芙蓉書房出版、2021年)を刊行により、第2の目的についても『日本海軍と近代社会』の刊行により達成する見込みである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
計5年にわたり海軍大臣をつとめた財部彪の日記については、つとにその存在を知られており、国立国会図書館憲政資料室にはその複写物が「開架」されている。それにもかかわらず史料として広く利用されているとはいいがたい。その原因の一つに毛筆あるいはペンで手書きされた『日記』の読みにくさが挙げられる。このため、本研究ではロンドン海軍軍縮条約前後の『日記』の翻刻を行って、それを公刊するとともに、その内容を複眼的な視角から読み解くことで、新たな知見を研究史に付け加えた。
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