研究課題/領域番号 |
18K00989
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小寺 敦 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (30431828)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 清華簡 / 先秦時代 / 血縁 / 歴史認識 / 漢字文化圏 / 越公其事 / 趙簡子 / 晋 / 楚 / 子犯子余 / 晋文公入於晋 / 晋文公 / 子犯子餘 / 鄭武夫人規孺子 / 先秦 / 血縁集団 / 歴史説話 |
研究成果の概要 |
本研究においては、基礎作業として、清華簡報告書第7冊に収録された出土文献の訳注を作成し、そこに見える先秦時代における血縁集団と関係する事項のテキスト型データベースを作成した。その上で、これら基礎作業をもとに個々の出土文献から検討すべき問題点を抽出した。先秦時代の血縁集団に関する個別の論点を議論し、当時の人々の歴史認識に至るまで検討を行った。これらの研究成果は国際学会や学会誌などで発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、中国先秦時代の楚地域と中原地域における血縁集団に関する認識については、しばしば思われているような中原から周辺への一方通行ではなく、文献の伝播を通して、相互に影響を及ぼし合いながら共通した認識が生まれたことが明確になってきた。このことは地域間の諸要素が複合的に組み合わさって後の漢字文化圏の原型が成立した可能性を意味し、それに属する社会を考察する枠組みにも影響を及ぼす重要性がある。
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