研究課題/領域番号 |
18K00990
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
二木 博史 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (90219072)
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研究分担者 |
上村 明 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 研究員 (90376830)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 外邦図 / 内外モンゴル / 駅站路 / ハルハ河戦争 / 陸軍参謀本部 / 秘密測図 / 陸地測量部 / モンゴル / サイルオス / 駅站 / 旗(ホショー) / 手書きの地図 / モンゴル史 / 地図作成 / 蒙疆政権 / 満洲国 / 関東軍 / 牧畜 / 土地利用 / モンゴル近現代史 / 内モンゴル / 軍用地図 / 参謀本部 / 10万分の1地図 / 外モンゴル |
研究成果の概要 |
1945年以前に日本の軍部が現地で測図して作成した、いわゆる「外邦図」のうち、おもに内外モンゴル地域の10万分の1地図を対象に、各地図に反映された情報を分析するとともに、現地調査でえられた現在の景観や、現在の地図情報と比較、考察した。特に、オラーンバータルをとおる旧駅站路にそった地域の地図、および1939年のハルハ河戦争/ノモンハン事件に関連する地図を重点的に分析して日本軍の意図をあきらかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第二次世界大戦の終結までの期間に日本の陸軍参謀本部が作成した「外邦図」のうち、内外モンゴルで測図した地図はこれまでほとんど研究されてこなかった。その意味で、本研究課題の遂行によって基本的な部分がある程度あきらかになったことの意義はおおきい。 これらの地図は一方で日本の軍部が過去において内外モンゴルに対する政策を立案したことをしめす具体的歴史資料であるが、他方では当該の地域で最初に作成された近代的地図として一定の価値を有する。
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