研究課題/領域番号 |
18K01000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
遠藤 隆俊 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (00261561)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 円仁 / 入唐求法巡礼行記 / 成尋 / 参天台五台山記 / 唐宋文書 / 文書 / 会昌の廃仏 / 長安 / 文書行政 / 登州文書 / 新羅 / 節度使 / 遣唐使 / 唐代 / 状 / 牒 / 帖 / 仏教 / 山東 / 中国 / 唐宋 / 円珍 / 戒覚 / 巡礼 / 日記 / 唐宋時代 / 日本僧侶 |
研究成果の概要 |
唐朝に渡った円仁『入唐求法巡礼行記』と宋朝に渡った成尋『参天台五台山記』の文書史料を分析し、その違いを考察した。その結果、円仁は個人の資格で中国を巡礼し、成尋は国家使節の待遇で中国を巡礼したことが判明し、文書の形式や内容、やりとりにもその違いが表れていることが分かった。 具体的に、円仁はほぼすべて個人の力で文書の申請、受領を行い、地方官庁に出向いた。文書の内容も、個人の身分で旅行をするというものであった。それに対して、成尋文書のほとんどは、中国の寺院が成尋に代わって官庁とやりとりをし、内容も皇帝の勅許を得て国家使節として中国国内を巡礼する内容である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで日本僧侶の文書は、個別の分析に終始していたが、時代の異なる文書を比較して分析することが少なかった。その点で、今回の研究は東大の円仁文書と宋代の成尋文書を比較し、その違いに光を当てて分析した点に大きな学術的な意義がある。また仏教は日本の社会に大きな影響があり、古代中世の日本僧侶がどのように中国で学んだかを、通行文書の側面から明らかにすることができたのは、学術のみならず社会的にも大きな意義がある。
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