研究課題/領域番号 |
18K01005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 國學院大學 (2020-2021) 明治大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
江川 式部 國學院大學, 文学部, 准教授 (70468825)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 唐代 / 礼制 / 祭祀儀礼 / 藩鎮 / 節度使 / 石刻史料 / 地方社会 / 地域文化 / 祭文 / 中国史 |
研究成果の概要 |
本研究は、中国唐代の藩鎮が、在地で行っていた祭祀儀礼や祠廟保護の活動について明らかにすることにより、これまでほとんど考察されてこなかった、藩鎮の地域文化への貢献とその意義について、究明することを目的とした。研究の結果、藩鎮が自発的に在地の祠廟を再建し、いちど途切れた祭祀を復活させていた事実が判明した。またそうした在地の信仰に対して、唐朝は寛容であったことも確認できた。 この研究を通して、軍閥としての藩鎮の新たな側面が明らかとなり、唐から宋へと移り変わる混乱の時代の、地方社会とその伝統文化の継承を理解するうえで、重要な知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
藩鎮は、中国唐~宋初の歴史社会に極めて重要な役割を果たした政治体制であり、したがって、これまでも多くの研究が行われてきた。しかし従来の藩鎮研究は、その軍閥的性格の分析に関心が集中し、在地社会における藩鎮の文化的役割については等閑視されてきた。本研究によって、藩鎮が軍政のみならず、祠廟の保護・再建や祭祀を自発的に行っていたことがわかり、これまでの政治・軍事・経済面からの分析に加え、祭祀儀礼を通じた地方伝統文化の保護継承という、藩鎮研究の新たな切り口を提示することができた。
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