研究課題/領域番号 |
18K01008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
五十嵐 大介 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (20508907)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | マムルーク朝 / 家族史 / 寄進 / 文書史料 / イスラーム史 / エジプト / シリア / 奴隷 / 女性史 / ワクフ / 女性 / 家族 / エジプト・シリア |
研究実績の概要 |
研究課題の総仕上げとして、14-16世紀のエジプト・シリアのワクフ(寄進)文書とワクフ調査台帳にあらわれる寄進者の家族成員についての情報の整理に入った。家族(血縁者、姻族、奴隷を含む)に関する受益者規定と管財人規定の基本的なパターンと、そこからあえて外れた、おそらく個人の家族の状況や家族観に基づいた例外的な事例を検討し、それらからマムルークたちの家族観の一端を明らかにすることを試みた。その成果の一部は、ボン大学から出版された論文集Mamluk Descendants: In Search for the awlad al-nasに、‘Who should benefit from my Waqf?’ Mamluks’ Views on Progeny, Lineage, and Family based on their Waqf Stipulationsというタイトルで論文として掲載された。 また、『岩波講座世界歴史09 ヨーロッパと西アジアの変容 11-15世紀』に、マムルークの家族に関する問題を取り上げた論考「西アジアの軍人奴隷政権」を寄稿した。 また、中世日本とマムルーク朝における奴隷・従属関係の比較をテーマにした国際シンポジウム“Strong Asymmetries in Social Relations Compared: The Mamluk Sultanate, Medieval Japan and Beyond”において、ワクフ文書に現れる奴隷・解放奴隷と主人との関係について発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
国際会議での発表、日本語・英語での論文執筆・掲載という目に見える形で研究成果の公表ができている。
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今後の研究の推進方策 |
史料からマムルークの家族に関する情報の抽出・整理・分析を進め、本研究課題のまとめに相当する論文の発表を準備する。
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