研究課題/領域番号 |
18K01023
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
芹生 尚子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (70783702)
|
研究分担者 |
高澤 紀恵 法政大学, 文学部, 教授 (80187947)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | アンシアン・レジーム / 啓蒙 / 改革 / 将校 / 兵士 / 絶対王政 / 軍隊 / 身分・アイデンティティ / 近世 / フランス / 18世紀フランス / 軍事改革 / 軍隊の改革 / 七年戦争後の世論 / 脱走 / 啓蒙の時代 / 制度と個人 / 七年戦争 / 兵士と将校 / 民衆 / 感情 / 軍隊社会 |
研究成果の概要 |
18世紀後半とりわけフランスの軍事的ヘゲモニーの失墜をあらわにした七年戦争(1756-1763)に続く時代には、軍隊の王権主導の改革が展開した。改革に賛同する将校たちは、兵士について多くを語り提言を行なっている。本研究は、改革者の言葉のなかで、兵士のアイデンティティの構成要素となるような価値観や経験の枠組みがどのように創造されていったかその一端を明らかにする。また、彼らが構想する新たな統治術が兵士の身体や感情のありかたを変容させる射程をもっていたことを明らかにする。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランスの近世の軍隊については日本の西洋史研究において豊かな研究が蓄積されてきたが、アンシアン・レジーム期最後の四半世紀の改革期の軍隊については従来あまり注目されなかった。同時期には、近代的な軍隊の基礎となるような改革が実施されているが、それらの動向に光をあてるとともに、絶対王政期の統治構造やその変化についても理解を新たにした。
|