研究課題/領域番号 |
18K01026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
大清水 裕 滋賀大学, 教育学部, 教授 (70631571)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ローマ帝国 / ヌミディア / マウレタニア / 北アフリカ / ヘレニズム / カリグラ / マシニッサ / 古代ローマ / カルタゴ / ローマ / デロス |
研究成果の概要 |
ローマ帝国の北アフリカ支配の進展については、ローマとカルタゴの対立を中心に語られてきた。しかし、カルタゴはフェニキア人の植民によって成立したものであり、先住民たるヌミディア人やマウレタニア人の王国は捨象されがちであった。時に言及される場合でも、ローマの同盟国、あるいは従属国と位置付けられるにとどまることが多かった。本科研では、これら先住民諸王国とヘレニズム世界の関係に注目し、そのヘレニズム王権としての新しい側面を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古代ローマの歴史は、都市国家として始まったローマが次第にその支配を広げ、帝国化していくものとして語られてきた。しかし、ローマ帝国の支配下に置かれた地域は、それぞれ独自の歴史をもち、様々な的展開を見せていたと考えられる。本研究は、ローマ帝国支配下の各地域が、一方的に、一様に「ローマ化」されたわけではなく、それぞれの地域の来歴に基づいて多様な社会を生みだしていたことを示すものと位置付けられる。
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