研究課題/領域番号 |
18K01029
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
石井 大輔 神戸大学, 人文学研究科, 人文学研究科研究員 (10588388)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ハプスブルク君主国 / ギムナジウム / 上オーストリア / 中等教育 / 高等教育 / オーストリア史 / 中・高等教育 / 18世紀 / 「中・高等教育」改革 / 領邦学校 / イエズス会 / 貴族 / ハプスブルク史 |
研究成果の概要 |
本研究では、リンツ領邦学校ないしリンツ・ギムナジウムの変遷を辿ることで、教育や学校における「中央と地方」の関係性を明らかにしつつ、「中・高等教育」のあり方を検討した。その研究成果から、①ハプスブルク君主国においては、「教育の中央集権化」という傾向が18世紀後半以降強まるが、地方の事情に合わせた対応も見られ、地方側の要望にも答える余地があったこと、②学校制度の整備に伴い、「中等教育」という新たなカテゴリーに対して様々な意見や試みがなされていたこと、③しかし、創立当初から「地方における教育機関」としての役割が重要視され続けたことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究では、中央の教育政策の検討が中心であった。しかし本研究の結果からは、地方の要望が「地方における教育機関」に対して少なからず影響を及ぼしていたことが明らかとなり、「複合国家」であったハプスブルク君主国において、教育や学校もまた地方の独自性を示すものであることが分かった。
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