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ビスマルク外交と独仏戦争―海洋問題の視角から

研究課題

研究課題/領域番号 18K01032
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
研究機関岡山大学

研究代表者

飯田 洋介  岡山大学, 教育学研究科, 准教授 (50506152)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード西洋史 / 外交史 / 海事史 / ビスマルク / 独仏戦争 / パリ宣言 / プロイセン海軍 / 日独関係 / ビスマルク外交 / 海洋法
研究成果の概要

本研究は、独仏戦争とそのときのビスマルク外交をパリ宣言に絡む商船保護の観点から再検討するものである。研究の結果、(1)強大なフランス海軍からグローバルに活動するドイツ商船を守るため、ビスマルクは戦時における商船保護に関する新たなルールを提唱・実践する一方、パリ宣言をはじめ国際法を盾にとってフランスに対抗しようとしたこと。(2)これらがいずれも奏功しなかったため、彼はパリ宣言に失望してそこからの逸脱を示唆し、先述した新たなルールを撤回する羽目に陥ったこと。(3)商船保護をめぐる独仏の衝突は日本でもあったこと、これら3点が明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、グローバルな文脈から独仏戦争とその時のビスマルク外交を捉え直したところ、従来のそれとは異なる側面を見出せた点にある。具体的には、(1)商船保護の問題をめぐって独仏戦争の影響が極東にも及んでいたこと、(2)彼我の海軍力差の故に国際法を盾にとったビスマルク外交が展開されていたこと、(3)このときの苦い体験が岩倉使節団へのメッセージの背景にあったことである。また本研究は、明治政府が発した初の局外中立宣言をめぐる経緯について、ドイツ史の側から新たな視角を提供することができた。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2019

すべて 図書 (2件)

  • [図書] グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争2021

    • 著者名/発表者名
      飯田 洋介
    • 総ページ数
      288
    • 出版者
      NHK出版
    • ISBN
      9784140912676
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] 歴史のなかのドイツ外交2019

    • 著者名/発表者名
      板橋拓己・妹尾哲志(編著)、飯田洋介、北村厚、河合信晴、葛谷彩
    • 総ページ数
      350
    • 出版者
      吉田書店
    • ISBN
      9784905497769
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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