研究課題/領域番号 |
18K01043
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
山中 聡 東京理科大学, 教養教育研究院神楽坂キャンパス教養部, 准教授 (80711762)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | フランス革命 / 総裁政府 / 姉妹共和国 / 国民祭典 / 総裁政府期 |
研究成果の概要 |
本研究では、フランス革命期の後半にあたる総裁政府期(1795―99年)において、フランス共和国の周辺部に新設された姉妹共和国と、フランス本国の政治・外交上の関係が、姉妹共和国で挙行された国民祭典(革命記念日を記念するために開催された祝賀行事)の内容に、いかなる影響を与えたのかについて、検討した。残念ながら、コロナウイルスの感染拡大で、フランスでの史料調査が困難になったため、主たる研究成果は、フランス国内の政治状況と国民祭典の相互関係の解明に限定されることになったが、本研究を進展させる上で、一定の重みをもつ知見を提示することはできた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、総裁政府期のフランスと姉妹共和国の相互関係を、文化・宗教政策の観点から追求することで、支配者・被支配者の間に成立した権力関係や、いわゆる同化政策の特質を明らかにすることを目的とする。具体的には、両国で開催された国民祭典の内容の解明・比較を試みた。コロナウイルスの感染拡大で、研究が停滞したため、フランス本国の国民祭典と国内の政治状況の相関のみ、明らかにできたが、文化と政治の相関について、多くの知見を得ることができた。この点は、フランス革命研究の進展に対して、一定の貢献をなすものであるし、この革命に対する社会の関心を喚起する上でも、重要な意義を持つ。
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