研究課題/領域番号 |
18K01087
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03060:文化財科学関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
田中 克典 弘前大学, 農学生命科学部, 助教 (00450213)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 考古学 / 遺跡 / 育種 / 形質 / NGS / 次世代シーケンス / 多様性 / 種子 / 選抜 / 嗜好性 / 品種品種 / 次世代塩基配列解析 / 果実形質 / メロン / 育種学 / 種子遺存体 / 遺伝的多様性 |
研究成果の概要 |
食の嗜好性について選抜されたメロンの形質から提示するために、現生メロンのDNAならびに遺跡から出土したメロン種子に残存するDNAを次世代塩基配列解析手法によって解読した。現生メロンの解析では果実の甘さや長さに関わるDNA領域を検出できた。種子遺存体の解析では、DNA遺存量が多いと、メロンのゲノム領域は検出されやすいことがわかった。また、メロンの核ゲノム領域が検出されたことは、果実の甘さや長さが選抜されたことを分子レベルで解析できることを示していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
種子遺存体においてDNA遺存量が多いとメロンのゲノム領域が検出されやすい結果は新たな知見であった。特に、結果はDNA遺存量を把握することによって多くの遺伝情報が種子遺存体から収集できることを示唆しているため、種子遺存体のDNA情報を活用する研究において重要な知見となる。 また、本研究によって現生メロンから解読されたDNA情報はコアコレクション構築に貢献した。コアコレクションは間もなく配布予定であり、試料数を縮小して短期間のうちに形質を評価することを通じて育種の材料を速やかに提示できるので、農業に貢献する点で意義があった。
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