研究課題/領域番号 |
18K01090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03060:文化財科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤本 いずみ 京都大学, 生存圏研究所, 研究員 (70815258)
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研究分担者 |
吉村 剛 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (40230809)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 木材食害性甲虫 / ヒラタキクイムシ / シバンムシ / シンクイムシ / 木材食害性甲虫類 / 人工飼育 / ライフサイクル |
研究成果の概要 |
本研究は、物流のグローバル化に伴い、木材食害性の甲虫類が新たに侵入してきた場合に速やかに対応できるよう、既にある材料(ヒラタキクイムシ用人工飼料)の適応性を評価し、ヒラタキクイムシ、アフリカヒラタキクイムシ、ケブカシバンムシ、ケヤキヒラタキクイムシ、ホソナガシンクイに加えて、クシヒゲシバンムシ、アラゲヒラタキクイムシ、チビタケナガシンクイも飼育可能であることが判明した。また、防除法を考案するに必要不可欠な大量飼育法を検討、さらに、マイナーではあるが既に文化財等に被害を与えているケブカシバンムシ等のライフサイクルを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、既にある材料(ヒラタキクイムシ用人工飼料)は、ヒラタキクイムシ類、シバンムシ類、シンクイムシ類等、多種甲虫類の飼育に利用できると考えられた。被害発見が遅れがちな木材食害性甲虫類の侵入種が国内で発見されたとしても、速やかに飼育でき防除法を検討する一助となりうる。
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