研究課題/領域番号 |
18K01100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03060:文化財科学関連
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研究機関 | 新潟県立歴史博物館 |
研究代表者 |
西田 泰民 新潟県立歴史博物館, その他部局等, 研究員 (80172667)
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研究分担者 |
中村 和宏 長岡造形大学, 造形学部, 准教授 (20566468)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 材質分析 / LIBS / 文化財 / 元素分析 / ホウケイ酸ガラス / ガラス / 陶磁器 / 縄文土器 / 材質研究 / 分光分析 / 産地推定 |
研究成果の概要 |
これまで日本において考古資料について応用例が少なかったレーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)による元素分析を行った。対象としたのはガラス、陶磁器類であり、その迅速性や軽元素の感度など、広く利用されている蛍光X線分析に対する利点を確認した。前処理が不要である一方で、表面状態やマトリックスの違いによる測定への影響も認められ、定量化にはなお課題がある。なお、当研究の目標の一つであった江戸期の出土ガラスにおけるホウケイ酸ガラスの確認は、今回対象とした江戸・京都・長崎の資料では成就しなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで出土した遺物の材料やどこで作られたのかを探るために、様々な元素レベルの分析法が開発されてきた。遺物研究では実物をなるべく痛めることなく、迅速に正確なデータが得られることが重要であり、本研究では最近機器開発が進められてきたレーザ誘起ブレークダウン分光法を用いた。これまでの方法では測定が困難であった軽元素の測定や10秒程度で測定ができる迅速性を確認することができ、今後も応用が進められるべきと考えられる。
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