研究課題/領域番号 |
18K01103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
朝日田 卓 北里大学, 海洋生命科学部, 教授 (00296427)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 博物館教育 / 指導者育成 / 震災復興 / 体験学習プログラム / ティーチャーズガイド / 持続可能な開発のための教育 / 小中学校教員 / 地域固有文化財 / 震災復興事業 / 持続可能性 / 体験学習 / 東日本大震災 / 被災博物館 / 教育普及事業 / 人材育成 / 博学連携 / SDGs / ESD / 指導者養成 / 生物環境調査 / 地域の文化遺産 |
研究成果の概要 |
東日本大震災で被災した岩手県大船渡市と陸前高田市において、博物館教育を担う人材育成や学校教員のスキル強化を目的とした博物館教育システムの開発を行った。当該被災地は、自然環境に恵まれ地域固有の文化と自然とのつながりも強いことから、この特性を題材にした体験学習プログラムの開発を貸出教材準備と共に行った。また、海を題材としたプログラムと指導法を記載したティーチャーズガイドを計1500部印刷し、上記2市と釜石市および住田町の小中学校に配布した。開発した学習プログラムの実証試験は、「教員のための博物館の日」等において実施し、アンケート結果を分析して改良等に繋げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東日本大震災の被災地では、生涯学習を支える指導者が減少したままになっており、学校教育への支援も滞っている。本研究で開発した被災地の自然や文化を活用した体験学習プログラムは、指導者育成に有用である上そのまま児童生徒や市民の学習に用いることができる。また、被災地の小中学校に配布したティーチャーズガイド等の印刷物は、学校教員のスキルアップのみならず教育現場での活用にも役立つ上、意識ある市民の育成にも有用である。実証試験として実施した「教員のための博物館の日」における各種セミナーやワークショップは、教員の能力強化はもちろん、意欲向上や意識涵養にも効果的であったことがアンケート結果等から明らかとなった。
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