研究課題/領域番号 |
18K01104
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03070:博物館学関連
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研究機関 | 武蔵野音楽大学 |
研究代表者 |
上田 順 武蔵野音楽大学, 音楽学部, 講師 (30134779)
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研究分担者 |
安田 寿之 武蔵野音楽大学, 音楽学部, 講師 (00790289)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | フォルテピアノ / 音響 / 音色のディジタル化 / 古いピアノ / 音色 / 楽器音響 / ウィーンアクション / 楽器音響学 / ピアノ音色 / ピアノ構造 |
研究成果の概要 |
1.古い楽器の動態保存 各地の楽器博物館等で保管されている楽器は歴史的な楽器としての価値を損なわないために、演奏はおろか触れることも禁止されている。歴史的楽器の価値は経年変化により失われつつあるが、楽器の音色を演奏するためにディジタル化して活用することを実現した。現代の技術を活用した保存手法の一つといえる。楽器として活用できる形態で現状を維持(保存)できるということで、いわば動態保存と呼べる保存方法を試行して実現への目途をつけている。 2.低コストのディジタル化 修復していない楽器の音色を、ソフト処理だけで修復済みの個体に近い音色データのディジタル化ができることを検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミュージアムにおける古い楽器展示と当時の楽曲(演奏)解釈研究に新たな次元を開いている。例えば、本研究の対象となった古い楽器の横に並べて置いてある電子ピアノを演奏すると、その音響は隣に設置してある歴史的楽器のそれと同様なものが聴こえてくる、という展示であり、演奏により当時の音響が再現されることで解釈の研究にも大きく寄与するものである。
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