研究課題/領域番号 |
18K01123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
苅谷 愛彦 専修大学, 文学部, 教授 (70323433)
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研究分担者 |
山田 隆二 国立研究開発法人防災科学技術研究所, マルチハザードリスク評価研究部門, 主任研究員 (70343762)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 深層崩壊 / 高精度編年 / 酸素同位体比年輪年代 / 地すべり / 歴史地震 / 第四紀 / 地形学 / 大規模崩壊 / 古地震 / 斜面崩壊 / 地質学 |
研究成果の概要 |
第四紀地質・地形学と酸素同位体年輪年代学の両者を用いて、日本アルプスの大規模斜面崩壊の正確な年代測定を初めて試みた。その結果、大月川(長野県小海町)、七面山(山梨県早川町)、大谷崩(静岡県静岡市)において、従来の学説に再検討を迫る新しい年代を得ることができた。従来の研究には、炭素14年代と史料の年代合致をもって単純に古地震や古豪雨と大規模斜面崩壊を結びつけるものもあったが、本研究の成果はそうした対比において一層慎重であるべきことを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、大規模斜面崩壊の年代決定について、炭素14C年代と史料記載年代との年代範囲の合致だけに頼らず、周到かつ詳細な地形・地質調査と良質な年代測定試料の利用及び様々な年代測定法を適切に組み合わせて総合的に行うことの重要性を示した。この成果は、地形学、第四紀学、斜面防災学、歴史地震学などの諸分野に資するものである。
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