研究課題/領域番号 |
18K01125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
矢ケ崎 典隆 日本大学, 文理学部, 教授 (30166475)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 移民 / 砂糖 / 南北アメリカ / サトウキビ / テンサイ / グローバリゼーション / ローカリゼーション / 地理学 |
研究成果の概要 |
グローバリゼーションに伴って世界はダイナミックに変化しており、地域変化を認識し、そのメカニズムを解明することは地理学の課題であり目的である。本研究は、グローバリゼーション・ローカリゼーションの地理学の考察の枠組みを用いて、南北アメリカの砂糖生産地域の解明を試みた。熱帯および温帯の環境の下で、サトウキビとテンサイを原料として、5つの主要な砂糖生産地域が形成された。資本、製糖工場、原料調達、労働力に着目して、それぞれの砂糖生産地域の特徴を解明した。また、製糖地域間の関係やグローバルな生産・消費との関係性を、サトウキビ糖回路・テンサイ糖回路の枠組みで明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
南北アメリカにおける製糖地域の特徴を、サトウキビとテンサイに着目してローカルスケールにおいて解明するとともに、19世紀以降の砂糖と移民をめぐる広域な動向をグローバルスケールにおいて考察した。ローカルスケールの事例研究と砂糖をめぐるグローバルスケールの動向を関連付けて考察することにより、グローバリゼーション研究、砂糖研究、および移民研究に新たな知見を付加することができた。砂糖と移民に着目して南北アメリカ、そして世界を読み解く視角を提示し、それが有効であることを認識することができた。
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