研究課題/領域番号 |
18K01142
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
石丸 哲史 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (50223029)
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研究分担者 |
平 篤志 香川大学, 教育学部, 教授 (10253246)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ソーシャルビジネス / SDGs / アントレプレナーシップ / コミュニティビジネス / コレクティブインパクト / バックキャスティング / 社会起業家 / クラウドファンディング / 国土縁辺 / 起業家 |
研究成果の概要 |
本研究は、我が国の地方圏におけるソーシャルビジネスの地域的特性について、シニアおよび女性起業家も対象に含め解明することであった。ソーシャルアントレプレナーシップという文脈から、地方圏における社会課題の解決に努める起業家の起業背景、ビジネスモデル、地方における地域資源の活用に焦点を当て、起業家へのインタビューを踏まえてその実態を把握した。 事業者の中には、NPOなどの形態で行政の下請け的役割を担うものもあるが、収益化も怠ることなく、株式会社化してさまざまなビジネスを展開している事業者も存在し、地域資源の洞察力と実行力をもとにしたイノベーティブなビジネスモデルを確立しているものもみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地方圏における社会的課題に取り組むソーシャルビジネスの活動について地理学的にアプローチすることによって、ビジネスが展開されている地域との関係性を明らかにすることができた。また、アントレプレナーシップの観点から、地域資源をどのように活用しているか空間的コンテキストのもとで議論することができた。このことから、地理学から当該分野に貢献することができたといえる。 また、本研究はSDGsのローカライゼーションについても検討を加えることができた。SDGsの到来によって、これまでローカルに完結していたソーシャルビジネスがグローバルな目標に挑み、新たなソーシャルアントレプレナーシップを把握することができた。
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