研究課題/領域番号 |
18K01154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 愛知大学 |
研究代表者 |
藤田 佳久 愛知大学, 東亜同文書院大学記念センタ―, 名誉教授 (70068823)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 民国期中国 / 地域間経済ネットワーク / 中国近代化 / 長江流域圏 / 伝統的地域枠 / 東亜同文書院生の中国大調査旅行記録 / 東亜同文書院卒業生 / 杉浦重剛 / 東亜同文書院 / 大治鉱山 / 称好 塾 / 張之洞 / 上海 / 漢口 / 経済ネットワーク / 東亜同文会 / 東亜同文書院生の大旅行調査 / 日清貿易研究所 / 支那省別全誌 / 支那経済全書 / 東亜同文書院生の大旅行調査」 / 東亜同文書院生の「大旅行調査」 / 近代中国の地域変動 / 東亜同文書院生の大調査旅行 / 新修支那省別全誌 |
研究成果の概要 |
成立した民国期は中央体制が不安定で、各地の軍閥が省単位や省の併合での独立をめざしたため、若干の税関取扱を除くと研究の裏付けをなす統一的データを欠くため、折から上海に誕生した東亜同文書院の書院生たちによる各地調査、書院卒業生の民国での経済活動の側面からのアプローチで進めることができた。その結果、強固な伝統的地域枠の存在と、それらを越える長江流域の上海を起点とした流域経済圏形成の動きが、列強側の投資を支える民族資本勃興の形で表面化してくることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国における経済的地域間ネットワークは、清朝時代の両替商として発展した山西商人のネットワークが代表的であった。しかし、それが清朝滅亡によってその支えを失い、民国期当初は御破算的状況となり、列強国、軍閥、土着ベースの民族資本などが新たな地域ネットワークを形成のアクターとなり、その後の民国期後半、北伐による民国統一後の地域システムを形づくった。その解明は戦後の共産中国の改革開放後の基盤につながり、中国社会も多分にその背景を構成しているものと思われ、現代中国のベースを理解する上で研究意義があるものと考えられる。
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