研究課題/領域番号 |
18K01157
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 関西学院大学 (2019-2020) 南山大学 (2018) |
研究代表者 |
濱田 琢司 関西学院大学, 文学部, 教授 (70346287)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 文化的消費 / 地域表象 / 文化地理学 / 工芸 / デザイン / ファッション / 民芸 / 地域文化 / ツーリズム / ファッション・デザイン / 農民美術 / 伝統的手工芸 |
研究成果の概要 |
本研究は,2000年前後以降の地域文化をめぐるいくつかの消費状況のうち,ファッション/デザインの場と伝統的地域文化,とくに伝統的手工芸を中心とする工芸文化との関わりを,その文化的な背景・歴史的な流れなども含めて,検討することを目的としたものである。 本研究において注目したのは,地域の伝統的な工芸品に注目して,その取扱いを拡大させている大手セレクトショップ・ビームスとD & DEPARTMENT PROJECTという二つの企業の取り組みである。本研究では,その状況を概観するとともに,この状況に類する複数の歴史的系譜を確認することで,近年の地域文化消費とその表象の傾向の展開と展望を確認し得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,地域の手工芸がファッションやデザインにかかる消費の場において,その地域性が強調されながら商品となっている状況を検討した。地方の諸工芸をモノとして個別に取り上げ,その新たなデザインのあり方等を検討した研究は美術史・デザイン史を中心に一定の成果はあるが,このような状況を,人文地理学やその隣接分野において地域表象の問題として検討した事例は多くなく,その点に本研究が学術的に寄与するところがある。
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