研究課題/領域番号 |
18K01161
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
高橋 春成 奈良大学, その他部局等, 名誉教授 (70144798)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 泳ぐイノシシ / 分散 / 分散と人為的圧力 / 被害と対策 / 人為的圧力 / 拡大する生息地 / 分布拡大 / 農作物被害 / 被害対策 |
研究成果の概要 |
近年の海や湖を泳いで周辺の島に分布拡大するイノシシについて、泳ぐ背景、このようなイノシシへの対応について検討した。調査を実施した唐津市の加部島、瀬戸内海の大崎下島・岡村島・小大下島、琵琶湖の沖島では岸辺周辺が繁殖や子育ての適地となっていることが分かった。岸辺周辺で繁殖したイノシシの分散、繁殖期のオスの広域移動、猟期の狩猟圧などによって周辺の島に渡るイノシシが発生していると考えられ、このような点に留意した対応を図る必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イノシシが泳ぐ背景について、特に岡村島・小大下島周辺で、定期船の船員、ハンター、住民からの情報と共に、自動撮影カメラにより泳ぐイノシシの動画撮影に成功して分析を進めることができた学術的意義は大きい。 泳ぐイノシシの実態と対策についての啓発は、県や市町村レベルの担当者、猟友会、島の駆除担当者・区長・住民などとの情報交換や協同活動を通じて随時行った。さらに、作成した資料や報告書を環境省・農林水産省はじめ各関係機関に配布し、狩猟雑誌・新聞・テレビの取材への情報提供による啓発も行った。
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