研究課題/領域番号 |
18K01164
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
Donald・C Wood 秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (80375237)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 1930年代日本 / 日本の20世紀の歴史 / 戦前の農村 / 秋田県史 / prewar Japan / 1930s Japan / Early Showa Era Japan / 1930s rural Japan / 戦前の農業 / 農民日記 / 20世紀日本 / early 20th century Japan / prewar rural Japan / prewar Tohoku / prewar Akita / Prewar Japan village / 1930s village situation / Early Showa Era farming / Attic Museum / Shibusawa Keizo / 吉田三郎 / 昭和時代 / 文化人類学 / 民俗学 / pre-war faming / early Showa-era village / Akita Prefecture / Yoshida Saburo / Ishiguro Tadaatsu / 昭和時代の農業 / 戦前の村 |
研究成果の概要 |
このプロジェクトは、戦前の日本の日常的な農村生活に関する英語の人類学文献に多大な貢献をしてきた。主な成果は、ハワイ大学出版局による、1935年から1936年にかけての吉田三郎著の極めて詳細な一年間の日記の英語版の出版(2025年に出版される予定)。日本社会の英語民族誌における地域研究の増加を補い、戦前の農村の状況に関する学術的理解を大きく深めるものとなるに違いない。この翻訳はすでにコロンビア大学のドナルド・キーン日本文化センターによってその優秀性が認められ、同センターが運営する毎年の翻訳賞の受賞作品として2022年に英語版の原稿が選ばれたことは注目に値する。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
渋沢敬三氏のアチック・ミューゼアムが1938年に出版した『男鹿寒風山麓農民日録』(吉田三郎著)の英語版は、学術的価値が高いだけでなく、20世紀前半の日本に関心を持つすべての人にとって興味深いものとなるに違いない。1930年代の日本の貧しい農民の一年間の生活を非常に詳細に記録した唯一の記録である。また、農民の反乱と革命の温床であり、プロレタリア文学運動の中心地でもあった秋田県の戦前の状況を明らかにするものである。さらに、男鹿市民も秋田県民全員が誇るべき勤勉な歴史上の人物を世界に紹介するものでもある。
|