研究課題/領域番号 |
18K01165
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
|
研究機関 | 愛知大学 (2020-2022) 東京大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
田森 雅一 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (10592454)
|
研究分担者 |
寺田 吉孝 国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (00290924)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 女性芸能者 / 南アジア / インド / ジェンダー / 音楽 / 舞踊 / 売春 / ポストコロニアル / 音楽芸能カースト / 芸能と売春 / グローバル化 / 芸能カースト / 国民文化 / ナショナリズム / 植民地経験 / 文化人類学 |
研究成果の概要 |
研究期間の5年間(コロナによる延長2年間を含む)において、合計13回の研究会を開催した(単独11回、国立民族学博物館との共同研究会2回)。また、研究代表及び共同研究者4名全員が南アジアでの海外調査(北インド2名、南インド1名、パキスタン1名)を完了した。このような研究会と現地調査の関連成果の一部として図書9点・論文2点を出版し、日本文化人類学会・日本南アジア学会・東洋音楽学会等で11件の口頭発表を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで南アジアにおける女性芸能者の研究は、ヒンドゥー寺院におけるデーヴァダーシの社会歴史的研究が中心であり、北インド/パキスタンを含む広域の具体事例に基づく文化人類学的・民族音楽学的調査研究は十分に行われてこなかった。本研究では宗教文化と結びついた地域性を踏まえつつ、それぞれの専門家が分担して現地調査を行ない、各地域での花街や音楽芸能コミュニティにおける女性芸能者の現況・実態の一端を明らかにできたことは大きな収穫であった。それにより、南アジア的現象としての女性芸能者の特質とスティグマのあり方について広域的に比較検討するための基礎作業が行われたという点において学術的意義を有すると考える。
|