研究課題/領域番号 |
18K01170
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石井 美保 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40432059)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | インド / 環境保全 / トラ保護区 / 部族民 / 環境運動 / カルナータカ州 / 人類学 / 宗教 / 環境問題 / 自然 / 自然保護 / 狩猟採集 / 精霊信仰 / 指定トライブ / 野生動物 / 文化人類学 / 環境 / 政策 |
研究実績の概要 |
2022年度は2021年度に引き続き、調査地であるインド・カルナータカ州村落部における新型コロナウイルス流行への懸念があったため、インドでの現地調査を行うことはできなかった。しかしながら、これまでに実施した調査研究に基づいて執筆した英語論文を国際ジャーナルで発表した(2022 Living in the forest as a pluriverse: Nature conservation and indigeneity in India’s Western Ghats.Journal of Political Ecology 29(1) https://doi.org/10.2458/jpe.2378)。また、インド系移民が総人口の4割以上を占めるフィジー共和国にて、主にインド系移民の宗教実践に関する予備的な調査を行った。ただし今回の調査では宗教実践と土地・環境との関わりに関する踏み込んだ調査を行うことはできなかった。先述したようにコロナ禍のためにインドへの渡航は滞っているものの、調査地であるカルナータカ州在住の研究者から現地社会の最近の変化について随時情報を収集し、2023年度の現地調査に備えることができた。また、本プロジェクトの基盤の一部として2019に出版した著書(Modernity and Spirit Worship in India: An Anthropology of the Umwelt. London & New York: Routledge)のカンナダ語への翻訳を計画している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウイルスの流行への懸念から現地調査を実施することができず、したがって新しい一次データを得ることができなかった。しかし、現地の研究者から随時情報を収集するとともに、文献研究と論文執筆を行ったという点で、おおむね順調に進展しているといえる。
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今後の研究の推進方策 |
今年度はインド・カルナータカ州に渡航して現地調査を実施し、これまでに得られなかった一次データの収集に励む。また、現地の研究者との意見交換・共同研究を積極的に行いたい。さらに、今年度が本プロジェクトの最終年度であるため、研究成果の刊行に向けてデータの整理と論文草稿の執筆を行う。
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