研究課題/領域番号 |
18K01172
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
|
研究機関 | 神戸市外国語大学 |
研究代表者 |
中田 友子 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50508398)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 開発 / 村落コミュニティ / 社会関係 / 文化変化 / ゴム・プランテーション / 南ラオス / 生業 / ローカリティ / 労働 / アイデンティティ / コミュニティ / 資本主義的諸関係 / 保護林 |
研究成果の概要 |
南ラオスのバチアン郡におけるゴム・プランテーション開発の影響を大きく受けた村落でのフィールドワークをもとに、生業を大きく変化させる必要性に迫られた住民たちが、自分たちの生活をどのように維持しているのか、新たな状況にどのように適応し、あるいは抵抗しているのかについて明らかにした。特に、住民たちを開発のいわゆる一方的な被害者として見るのではなく、自分たちのローカリティとアイデンティティを再編成していく主体という視点で、これがどのように行われているのかに注目し、実証的に明らかにすることを目指した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の調査地では2010年から10年以上にわたって調査を実施しており、ゴム・プランテーション開発の影響について継続的にデータを収集している。そのため、開発の対象となった地域の村落コミュニティの住民の生業という直接的な側面だけでなく、社会関係や価値観といった文化的側面にどのようなプロセスで変化が起こるのかについても詳細に明らかにしている。住民たちのゴム・プランテーションに対する姿勢や見方、関わり方は、時と共に大きく変遷する様が見られ、このプロセスを明らかにしている点でも学術的意義は大きいと考えている。
|