研究課題/領域番号 |
18K01194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
高橋 晋一 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 教授 (10236284)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 民俗芸能 / 学校 / 伝承 / 教育 / コミュニティ / 実践コミュニティ |
研究成果の概要 |
民俗芸能の「学校伝承」における地域と学校の連携(伝承)のパターンには、学校と地域の保存団体が連携して伝承を行うタイプ(連携型)、学校と地域の保存団体がそれぞれ分かれて民俗芸能を伝承するタイプ(分離型)、学校のみで伝承するタイプ(学校単独型)の3タイプがあることが明らかになった。民俗芸能の学校伝承では、地域(保存会)の民俗芸能伝承に対する思いと、学校が地域の思いを受け止めつつ、何を目的としてどのような形で民俗芸能を受け入れるかという課題が交錯する中で、互いの条件を擦り合わせ、各現場の状況に適した持続可能な民俗芸能の伝承の形を模索している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、学校伝承の導入にともなう民俗芸能の変化(再編)、新たな伝承システム(実践コミュニティ)創成のプロセスを、関係する諸アクター間の相互作用・交渉というミクロな視点をふまえ分析し、そのプロセスの構造(パターン)を明らかにした点にある。また、本研究で得られた知見(学校伝承のパターン)は、地域の状況を踏まえた民俗芸能の継承手法として各地の事例に応用が可能であり、この点が本研究の大きな社会的意義と言える。
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