研究課題/領域番号 |
18K01202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 育英短期大学 |
研究代表者 |
三浦 哲也 育英短期大学, その他部局等, 教授(移行) (80444040)
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研究分担者 |
櫻田 涼子 育英短期大学, その他部局等, 准教授(移行) (30586714)
稲澤 努 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (30632228)
山崎 寿美子 愛国学園大学, 人間文化学部, 准教授 (80706937)
横田 祥子 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (80709535)
深川 宏樹 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (00821927)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食実践 / 住空間 / つながり / アジア・オセアニア / 文化人類学 |
研究成果の概要 |
本研究では、アジア・オセアニア地域における家屋の空間利用の特徴と、食をめぐる諸実践を比較・考察し、そこで構築される人間関係の動態を明らかにした。研究の初年度は、海外調査に基づき、家屋の物理空間のデザインに対する歴史的意味づけとその変遷についての議論の深化が図られた。その後、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、海外調査を十分に行う事が出来なかったが、文献研究を深めた。綿密な文献研究に国内調査の実施を加わえ、海外と国内のフィールドの比較研究による分析を行い、家屋と食の関係・家屋の空間利用とそれに関わる身体イメージあるいはジェンダーについての研究が進展し、新たな視角での研究成果に繋がった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、文化人類学における親族研究において、親族関係を、「状態(~である)」というよりもむしろ「生成(~になる)」に注目して理論化する一連の「つながり」論の議論の延長線上に位置づけられる。 住まい(建造物としての家屋)の物理的特徴と、そこで展開される食をめぐる諸実践を比較・考察することを通じ、遊動的な都市居住、多角化するジェンダー、複雑化する身体イメージ、といった現代的な空間的で生成展開される人間関係の多様性を明らかにすることができた。
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