研究課題/領域番号 |
18K01203
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 長野県立大学 |
研究代表者 |
織田 竜也 長野県立大学, グローバルマネジメント学部, 准教授 (00431841)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | テーマのある空間 / 都市 / 食 / 市場 / 暗黙知 / 文化的表象 / 食文化 / 街路 / バル / フードカート / プエブロ・マヒコ / ローカルマーケット / ショッピングモール / トーテム操作媒体 / ファーマーズマーケット / 分類形態 / スローフード / フードトラック / Themed space / ブリコラージュ / コンパクトシティ / 地域経済 |
研究成果の概要 |
本研究は「テーマのある都市空間」を基本概念として、都市における様々な表象がどのように創発され、都市空間のテーマとなるのかを明らかにすることを目指した。現地調査は米国オレゴン州ポートランドを中心に、ワシントン州シアトル、カナダのバンクーバーでフードカートや食料市場について実施した。コロナ禍に加えて米国司法省がポートランドやシアトルを「暴力と器物破壊を容認している行政区域」に認定したことから継続調査を断念し、スペインのコルドバとサン・セバスチャンで商店、バル、レストランの名称について現地調査を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
調査資料を分析し、料理に使用される素材や食品の名称が固有の地域をイメージさせる作用に着目した。学術的に「テーマ」を概念化すると、マイケル・ポランニーの暗黙知理論における創発のモデルとして理解することができる。フードカートや市場、バルやレストランに人々が集うのは、必要な物品を入手する実利的な側面に加えて、非日常的な雰囲気を楽しむためでもある。そうした雰囲気は食料、メニュー、店舗の名称や形状などから創発されるが、この時にエスニシティは好意的な刺激となり、都市空間では「異文化というテーマ」として機能することが明らかになった。
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