研究課題/領域番号 |
18K01206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 新潟県立歴史博物館 |
研究代表者 |
大楽 和正 新潟県立歴史博物館, その他部局等, 研究員 (20526959)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ローカル商品 / 伝統食 / アクション・リサーチ / 博物館学芸員 / 応用研究 / 海藻 / えご / 納豆 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、ローカル商品や伝統食をめぐる動きに博物館学芸員が積極的に介入し、それにかかわる多様な人びととの協働を通して、地域文化の持続や活性化を図ることにある。本年度は越後えご保存会や福井県立大学、新潟県水産海洋研究所、新潟県農業総合研究所食品研究センターなどと進めているエゴノリの官能評価と物性評価等についての研究成果を『新潟県立歴史博物館研究紀要』第25号にまとめた。 平成30年から令和2年の3か年に漁獲されたエゴノリの粘度値をみると、年が経るにつれて粘度が低くなる傾向にある。えご製造関係者によると、経年劣化したえご草は「力が弱くなる」といわれ、凝固性に大きく影響し、品質が著しく低下するという。それを裏付けるような結果が得られた。えごは一般に7月後半から8月のお盆前が漁期とされるが、お盆前とお盆を過ぎた時期に採取した2種類についても、官能評価と物性評価、粘度及び多糖含量等の分析を行った。その結果、両者間の粘度をはじめとする各種値に大きな差が認められた。実が入ったえごと人びとに認識される採取適期は、各種数値データからみても理に適っていることが明らかになった。 令和4年3月、文化庁による地域の食文化を認定制度「100年フード」に「えご」が認定された。同年5月には新潟県立歴史博物館を会場として、新潟県内で100年フードの認定を受けた団体関係者による情報交換会を講座形式を開催した。食に関するパンフレットや食べ歩きマップを作成する団体もみられ、認定制度を活かした食の活性化の気運が高まっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
越後えご保存会による催しが一年延期になった影響もあり、やや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
パンフレットの刊行等を進め、食文化の活性化につながるような支援を進める計画である。
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