研究課題/領域番号 |
18K01206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 國學院大學 (2023) 新潟県立歴史博物館 (2018-2022) |
研究代表者 |
大楽 和正 國學院大學, 文学部, 准教授 (20526959)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ローカル商品 / 伝統食 / アクション・リサーチ / 博物館学芸員 / 応用研究 / 海藻 / えご / 納豆 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、ローカル商品や伝統食をめぐる動きに博物館学芸員が積極的に介入し、それにかかわる多様な人びととの協働を通して、地域文化の持続や活性化を図ることにある。本年度から研究代表者自身の所属が博物館から大学へ移ったが、引き続き新潟県長岡市に拠点を置き、調査研究活動を進めた。 2月には越後えご保存会の会員とともに、北海道札幌市や小樽市において、えご食に関する調査および情報収集を行った。道内には新潟県糸魚川市からの移住者がえご食文化を持ち込んだ地域があり、それに関連する講座に参加した。また、小樽市高島地区は漁業で繁栄し、新潟県新発田市藤塚浜(旧紫雲寺町)からの移住や往来が盛んに行われた地域である。小樽市内の博物館学芸員や保存会会員とともに、移住者の盆行事や食文化、先祖祭祀に関して現地住民に聞き取り調査を行った。 このほか、越後えご保存会の定例の活動や、2024年5月15日開催予定のえごリンピック2024の準備プロジェクトに参加した。これまでの調査研究で得た新たな知見を取り入れながら、食文化のトークイベントやえご料理を紹介・試食するえごカフェ等を計画立案をサポートした。前回のえごリンピックの状況や、これらの経緯の一部については『國學院雑誌』第125巻第5号に掲載紹介した。 次年度には越後えご保存会が中心となって作成したえご食に関するマップが発行される予定である。刊行が遅れているパンフレットについても、これまでの調査研究の成果を整理して各種情報を発信する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
越後えご保存会による催しが一年延期になったことや、所属変更の影響もあり、やや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
パンフレット等の刊行や、普及啓発を目的としたえごリンピック2024の開催を進め、食文化の活性化につながるような支援を進める計画である。
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