研究課題/領域番号 |
18K01207
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分05010:基礎法学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
郭 舜 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (30431802)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 国家の対外的正統性 / 政治的正統性 / 法の正統性 / 構成員資格 / 自律 / 平等 / 郭舜 / 国家の正統性 / 法の支配 / 国際法の正統性 / 自律性 / グローバルな集合的目標 / グローバルな法の支配 / 国家の自律性 / リベラルな国家 / 対外的正統性 / 国家の構成員資格 / 国家の境界線 / 世界正義 / グローバル法秩序 / 対外的責任 / 人権 |
研究成果の概要 |
一般に、国家の正統性についてはその構成員に対して基礎づけられれば足りるという暗黙の前提がとられてきた。しかし、国家が構成員資格の限定の上に成り立つという点をとってみても、対外的な正統性の問題は避けることができない。本研究においては、国家の政治的正統性を法の正統性から区別した上で、それが国家の構成員間の平等という対内的正統性に加えて、いずれかの国家の構成員である地位を有する者の間での平等という対外的な正統性という側面をもつことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平等に基づく国家の政治的正統性が対外的な側面を有することが明らかとなったが、このことは、いかなる国家の構成員資格をも実質的に持たない個人に対して国家が正統性を主張しうるためには、いずれかの国家の構成員資格を得ることができるよう手助けするか、あるいは自ら構成員資格を付与するかのいずれかによってその道徳的義務を果たさねばならないことを含意する。これは、難民・移民政策や関連する国際法・国内法の諸規則の修正・改革のための手がかりを与える。
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