研究課題/領域番号 |
18K01221
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分05010:基礎法学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
池田 康弘 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(法), 教授 (70304714)
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研究分担者 |
森 大輔 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(法), 准教授 (40436499)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 法と経済学 / 効率的デザイン / 裁判 / 弁護士費用 / 弁護士費用保険 / インセンティヴ / 当事者主義 / 職権主義 / 和解 / 司法アクセス / ゲーム理論 / 民事訴訟 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,利用者の司法へのアクセスを拡充するために,弁護士費用のあり方や裁判のメカニズムが各当事者のインセンティブに沿った形で効率的にデザインされているのか,ということを法と経済学の視角を使って考察するものであった。①裁判手続きの当事者に与える影響,②裁判における戦略的相互依存的な原告と被告および裁判官の行動のしくみ,③濫訴について経済分析,④弁護士費用保険をめぐる評価と課題,⑤着手金と成功報酬についてのインターネットアンケート調査,⑥裁判官の偏向についての経済分析,などを行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国民の司法へのアクセスの拡充を考えるうえで重要なことは,参加当事者のインセンティブおよびそれらの相互依存的関係を見据えることである。本研究では,弁護士費用保険や裁判のしくみが,インセンティブや戦略的相互依存性といった観点から学術的に取り上げられなかった点を掘り起こし,司法の効率的な仕組みについて研究した点は学術的意義があり,また,国民の司法へのアクセスの観点からも社会的意義は見いだされるものである。
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