研究課題/領域番号 |
18K01259
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分05020:公法学関連
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
田代 亜紀 専修大学, 法務研究科, 教授 (20447270)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 家族 / 婚姻の自由 / フェミニズム / 憲法 / アメリカ / 夫婦別姓 / 同性婚 / 家族の多様化 / 憲法24条 / 夫婦同氏制度 / 家族と憲法学 / 憲法学と家族 / 憲法学 / ジェンダー法 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、夫婦別姓訴訟や同性婚訴訟といった、「家族」に関する現代的問題に憲法学がいかにアプローチしうるかということに取り組んだ。具体的には、憲法13条の自己決定権や人格権、憲法14条の平等権、憲法24条1項の「婚姻の自由」と憲法24条2が立法裁量を画することについて、条文間の関係がどのようになっているか、それぞれの条文が規定する権利の内容や条文の意味などを検討することである。その検討のために、日米の文献を参照した。そして、「家族」に関するジェンダーの不平等や「家族」についての伝統的価値観や保守的な考えがある一方で、同性婚のような新しい家族形態を憲法的にどのように考えるかを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は、夫婦別姓訴訟や同性婚訴訟といった、現在進行形で争われている「家族」の問題を素材とすることから、実社会に対して理論的に貢献できるという学術的意義、社会的意義を有する。実際に、同性婚訴訟を担当する弁護団と意見交換を行うこともした。 また、同性婚に関するシンポジウムでも発表を担当する予定であり、市民向けにいま憲法学と実社会とで問題になっている事柄ー「家族」をいかに捉えるかという問題を投げかけることになる。そのように、市民に向けた学術的発信も可能にする点も、本研究課題の社会的意義として挙げることができる。
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