研究課題/領域番号 |
18K01293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分05040:社会法学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
滝澤 紗矢子 東北大学, 法学研究科, 教授 (40334297)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | デジタル・プラットフォーム / 単独行為 / 競争法政策 / 優越的地位の濫用 / 競争法 / EU法 / イギリス法 / 単独行為規制 / デジタル・エコノミー / 競争政策 |
研究成果の概要 |
本研究は、デジタル・エコノミー時代における競争の観点からの法規制・政策のあり方について、特に市場支配的地位に立つデジタル・プラットフォーム事業者に対する単独行為規制を中心に、EU法(加盟各国法を含む)との比較を中心として基礎的考察を行った。中心となる研究成果として、デジタル・プラットフォーム事業者による個人情報に係るデータの収集・利用に対して競争法上の搾取規制を行うべきであるか、行うとすればどのような理論的課題を解決すべきかについて、欧州と我が国の動向を踏まえつつ、詳細な検討を行い、一定の提言を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デジタル・プラットフォームは国民生活に深く浸透し、社会生活に不可欠となりつつあるが、その利用に際してユーザーが取引内容を熟知しているわけではない。また、デジタル・プラットフォームは各分野で独占・寡占化が進展する傾向が指摘されており、競争が働きにくい状況にある。このような状況において、デジタル・プラットフォーム事業者の単独行為について競争法がいかに規制を及ぼし、どのようなエンフォースメントを講じていくかは重要な課題である。本研究は、この点について、比較法研究を通じて、基礎的考察を及ぼすことにより、我が国の規制に対して一定の提言を行ったという意義がある。
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