研究課題/領域番号 |
18K01296
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分05040:社会法学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
武田 邦宣 大阪大学, 法学研究科, 教授 (00305674)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | エネルギー市場 / 電力市場 / 卸電力取引所 / 相場操縦 / 適正取引ガイドライン / 経済法 / エネルギー産業 / ガス市場 / 競争政策 / システム改革 / 電力自由化 / 電力卸市場 / 流動性 / 市場支配力 |
研究成果の概要 |
電力システム改革は、垂直統合企業による独占的供給から、事業者が多数参加する卸電力取引所を利用した競争的供給へと市場構造を変化させる。同改革の成功には、卸電力取引所の「流動性」と「健全性」を確保する必要がある。本研究は、流動性確保の施策として、供給側の競争促進策、需要側の競争促進策のあり方を検討し、健全性確保の施策として、入札 制度のあり方、不公正取引の規制基準を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エネルギー市場における相場操縦について、米国とEUとで規制基準が異なるものとなっていることを明らかにした。詐欺的基準と人為的基準である。もっとも両者について収斂が見られることを明らかにした。わが国においては、適正取引ガイドラインに相場操縦にかかる言及があるものの、その内容は必ずしも十分なものではなかった。スポット市場だけではなく、ベースロード市場、非化石価値取引市場と市場が拡大するなかで、それら市場の健全性と公正性の確保は喫緊の問題であり、本研究が有する社会的意義は大きい。
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