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算定コストを考慮した、知的財産権侵害に対する損害賠償の具体的な算定枠組みの研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K01401
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分05070:新領域法学関連
研究機関立命館大学

研究代表者

宮脇 正晴  立命館大学, 法学部, 教授 (70368017)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワード知的財産権 / 損害賠償 / 損害額の算定 / 知的財産権侵害 / 逸失利益 / 損害論
研究成果の概要

知的財産権侵害に対する損害額について、各知的財産権の性質に応じた具体的な算定枠組みについて研究した。各知的財産法(特許法、商標法、著作権法など)には共通して同じような損害額の算定規程が置かれていることの趣旨は、算定の大まかな枠組みが示され、更にその算定の枠組みが各知的財産法で同様なものとなっていることによる当事者や裁判所の算定のコストの軽減というところに求められる。この枠組みの下で、各知的財産法の違い(特に創作法と標識法の違い)を踏まえて、売上減少の逸失利益の判断枠組みや主張立証責任、ライセンス料相当額の算定方法について示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

知的財産権侵害に対する損害額の算定法については、学説上の争いがあるが、本研究はその深化に貢献しうるものである。また、実際の訴訟において問題となるべき考慮要素と主張立証責任について示すことで、判決の予見可能性や当事者の納得感を高め、日本の知的財産制度の安定的な運用に資することとなる。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (27件)

すべて 2023 2022 2021 2020 2019 2018

すべて 雑誌論文 (16件) 学会発表 (8件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 指定商品やその容器の立体的形状のみからなる商標の商標法3条1項3号・同条2項該当性2022

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      Law & Technology

      巻: 95 ページ: 40-48

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 第37条(侵害とみなす行為)2022

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      金井重彦ほか編著『商標法コンメンタール』

      巻: 1 ページ: 641-651

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 特許法102条3項の下での損害額の算定 ―事前のライセンス契約例がある場合の,事後的に見て妥当な実施料額の検討2021

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      L&T別冊『知的財産紛争の最前線 No.7』

      巻: 7 ページ: 46-51

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 標識法における損害賠償制度 ー使用料相当額の損害を中心に2021

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      民商法雑誌

      巻: 157-1 ページ: 33-46

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 不正競争防止法の商品等表示の規制におけるパブリック・ドメインの確保2020

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      同志社大学知的財産法研究会編『知的財産法の挑戦Ⅱ』

      巻: 0 ページ: 307-325

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 特許法102条2項・3項に基づく損害額の算定2020

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      Law & Technology

      巻: 86 ページ: 82-93

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 商標的使用論の再構成2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      日本工業所有権法学会年報

      巻: 42 ページ: 66-94

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 特許法102条3項における実施料相当額〔SLDVD事件〕2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      小泉直樹ほか編『著作権判例百選[第6版]』

      巻: - ページ: 84-85

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 商標法4条1項8号にいう人の氏名等の「著名な略称」の判断基準 ―国際自由学園事件2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      小野昌延先生追悼『続・知的財産法最高裁判例評釈大系』

      巻: - ページ: 38-48

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] Unregistered well-known trademark owner accused of infringement in Japan: abuse of right defence after five-year invalidation period2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      Annotated Leading Trademark Cases in Major Asian Jurisdictions (Kung-Chung Liu ed.)

      巻: - ページ: 302-312

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 米国における知財の動き(商標法・不正競争法)2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      高林龍=三村量一=上野達弘編『年報知的財産法 2019-2020』

      巻: - ページ: 186-188

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 損害額の算定(1)〔東京リーガルマインド事件〕2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      『著作権判例百選[第6版]』

      巻: - ページ: 186-187

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 商品形態が商品等表示に該当するための要件と、それに関連する証拠2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      L&T

      巻: 82 ページ: 24-32

    • NAID

      40021763369

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] リサイクルトナーカートリッジの販売等行為と不正競争防止法2条1項14号(品質等誤認惹起行為)・商標法2018

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      L&T

      巻: 79 ページ: 35-44

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 米国法における特許権侵害に基づく損害賠償2018

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      日本工業所有権法学会年報

      巻: 41 ページ: 95-112

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 米国における知財の動き(商標法・不正競争法)2018

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 雑誌名

      『年報知的財産法 2018-2019』

      巻: - ページ: 178-180

    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 神経科学と商標2023

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 学会等名
      神経法学研究会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 住宅地図の著作物性と保護範囲2022

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 学会等名
      著作権法学会著作権判例研究会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 近時の著作権法改正とデジタル・アーカイブ2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 学会等名
      第58回[特別編]ARCセミナー
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 特許法 102条2項・3 項に基づく損害額の算定(知財高判令元・6・7平30 (ネ)10063)2019

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 学会等名
      知的財産判例研究会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 米国商標法における商品形態の保護2018

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 学会等名
      東海大学 創造科学技術研究機構主催「商品形態保護に関するシンポジウム」
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] いわゆる「マリカー」判決について2018

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 学会等名
      日本商標協会関西部会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 商品形態の商品等表示性の肯定/否定のための証拠(宣伝広告,アンケート調査等)―ユニットシェルフ形態事件(知財高判平30・3・29平成29(ネ)10083)2018

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 学会等名
      株式会社商事法務主催「知的財産判例研究会」
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 商標的使用論の再構成2018

    • 著者名/発表者名
      宮脇正晴
    • 学会等名
      日本工業所有権法学会シンポジウム「商標権の効力の制限」
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [図書] 条解著作権法2023

    • 著者名/発表者名
      小泉直樹、茶園成樹、蘆立順美、井関涼子、上野達弘、愛知靖之、奥邨弘司、小島立、宮脇正晴、横山久芳
    • 出版者
      弘文堂
    • ISBN
      9784335359323
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [図書] 知財とパブリック・ドメイン 第3巻 不正競争防止法・商標法篇(第2章「産業上の創作に関するパブリック・ドメインと不正競争防止法上の商品等表示としての保護」)2023

    • 著者名/発表者名
      田村善之(編)、田村善之、宮脇正晴、小嶋崇弘、奥邨弘司、山根崇邦、前田健、駒田泰土、平澤卓人、金子敏哉
    • 総ページ数
      336
    • 出版者
      勁草書房
    • ISBN
      9784326404162
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [図書] 商標の法律実務 (第2章第1節「商標法の今日的課題 ー研究者の視点から」)2023

    • 著者名/発表者名
      小林十四雄(編集代表)、末吉亙、西村雅子、大塚一貴、三山峻司、宮脇正晴 ほか
    • 総ページ数
      432
    • 出版者
      中央経済社
    • ISBN
      9784502433917
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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