研究課題/領域番号 |
18K01405
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
川人 貞史 帝京大学, 法学部, 教授 (10133688)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 選挙制度 / 議院内閣制 / 選挙区人口の較差 / 1票の較差 / 比例代表制 / マジョリテリアン・モデル / 定数配分 / コンセンサス・モデル / 日本国憲法 / 選挙区間の人口較差 / アダムズ方式 / サント・ラグ方式 / 生存分析 / 議員定数配分 / 比較議会政治 / 比較政治 / 制度改革 |
研究成果の概要 |
本研究は,政治制度の比較政治学的アプローチを用いて,(1)1890年から現在までの選挙制度改革と政治制度改革が政権運営や政権交代をもたらす政党間競争および議員に対するインパクトの分析,(2)1890年から現在までの諸選挙制度における議員定数配分原理の解明および1票の格差の包括的分析・検討,(3)現代日本の議院内閣制の民主的政治過程を欧米諸国のマジョリテリアン・モデルとコンセンサス・モデルとの対比の中で位置づける理論的・実証的研究を実施した.それらの研究成果をいくつかの論文として公表した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,戦前から現在までのすべての衆議院議員の選挙データを計量分析し,選挙制度改革と政治制度改革が政権運営や政権交代をもたらす政党間競争および議員経歴に対して及ぼすインパクトを包括的に分析する初の試みである. また,現代日本における選挙制度の1票の較差の問題をすべての選挙制度に内在する問題として捉え,さまざまな比例代表制の方法による議員定数配分と区割りの方法を検証することによって解き明かそうと試みた. さらに,現代日本の議院内閣制のあり方が世界の議院内閣制諸国のなかでどのように位置づけられるかを理論的・実証的に示すことによって,ひいてはよりよい政治へとつながるヒントを提供するものと考える.
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