研究課題/領域番号 |
18K01420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
根元 邦朗 武蔵大学, 国際教養学部, 教授 (90647025)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 選挙 / 議会 / 政党 / 比較政治 / テクスト分析 / 選挙制度 |
研究成果の概要 |
本研究は,混合型選挙制度(Mixed-member Systems, MMS)に着目し,政治制度の設計者が当初企図した帰結と,実際の政治現象との間に,何故乖離が生まれるのかを解き明かすものである.より具体的に,(1)小選挙区制ではデュヴェルジェの法則により候補者数が2となると理論的に予測されるのに対し,MMSを導入した国(日本,韓国,ニュージーランド等)においてそうなっていないのは何故か.(2)小選挙区選出議員ほど地元志向で,比例代表選出議員ほど政党志向であると理論的に予測されるのに対し,必ずしもこのような役割分担があらゆるMMSでなされているわけではないのは何故か,について検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の独自性は,選挙区レベルでデュヴェルジェの法則を阻害・促進する要因として,(1)重複立候補制等,見過ごされがちであったMMS特有の各種制度や,(2)当選後の議員の行動(特に議会における発言)に着目することである.(1)日本の衆議院・ニュージーランド・ドイツ等で採用されている重複立候補制の下では,たとえ小選挙区で敗れても比例代表で選出されうる.そうした比例復活議員は,次の選挙での当選を目指し,あたかも当該小選挙区の現職議員であるかのようにふるまう.(2)本研究では,sentiment analysis(感情分析)を応用し,lexiconを作成して議員の発言を敵対的か友好的か分類した.
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