研究課題/領域番号 |
18K01492
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 名古屋商科大学 |
研究代表者 |
溝渕 正季 名古屋商科大学, 経済学部, 教授 (00734865)
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研究分担者 |
小泉 悠 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (10817307)
今井 宏平 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 地域研究センター中東研究グループ, 研究員 (70727130)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 中東 / 国際政治 / 安全保障 / 地域秩序 / アメリカ / ロシア / 中国 / 軍事 / 地域的安全保障複合体(RSC) / 米国 / 地域研究 / 覇権 / 国際秩序 / 地域安全保障複合体(RSC) |
研究成果の概要 |
2010年末以降に顕在化した、いわゆる「アラブの春」を契機として、それまで米国と親米権威主義諸国の「共犯関係」の下で維持されてきた「非リベラルな覇権秩序」 の脆弱性、そして米国が既に中東において引き続き覇権的影響力を行使していく意思もパワーも欠いているという事実、これら2つが白日の下に晒される結果となった。それでは、胎動しつつある新しい中東地域秩序とはいかなるものであるのか。本研究では、主として「アラブの春」以降のペルシア湾岸地域に焦点を当て、「中東の地域秩序形成において域外大国はどのような役割を果たしているのか」という問いに答えを見出すことを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中東は我が国にとってもきわめて重要な地域である。第一に、ペルシャ湾岸地域には世界全体の原油確認埋蔵量の約半分が眠っているとされ(2017年時点)、我が国は同地域に石油・天然ガスのほとんどを依存している。第二に、中東地域は地政学的な意味で激動の国際政治において焦点となることが多く、この地域の政治情勢に通じていないと外交的な駆け引きにきわめて不利になる。こうしたことから、中東地域秩序を正面から研究し、そのダイナミズムの一端を明らかにした本研究は大きな学術的・社会的意義を有する。
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