研究課題/領域番号 |
18K01513
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
北原 稔 大阪公立大学, 大学院経済学研究科, 教授 (80468727)
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研究分担者 |
奥村 保規 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (90383950)
安藤 至大 日本大学, 経済学部, 教授 (80377126)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 安定性とアンマッチ / 半順序 / 臨床研修マッチング / マッチング / 面接 / 効率性の改善 / マッチ数 / 安定性 / 面接とマッチング / ミクロ経済学 |
研究成果の概要 |
安定性の要求によりマッチ数が半分にまで落ち込んでしまう場合がある。また、誰・どれがどのタイプか全く分かっておらずとも、耐戦略性を満たすアルゴリズムの範囲で、タイプの分布次第では、平均マッチ数を、安定性を要求した場合と比べ五割増やせる場合がある。 企業が完全には学生を順序付けできていなくとも、推移性等の弱い要求の下で、シンプルなサイクル移動の繰り返しにより、安定性を満たす範囲で、効率性が達成される。 医師臨床研修マッチングのデータに日米に共通して観察される特徴的傾向が、「内定」プログラムを一位に書かせる「圧力」の存在を仮定することで、シンプルに再現される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現実のアルゴリズムでよく課されている安定性の要求について、マッチ数への影響の観点から、選好・優先順位分布の情報を活用した(面接のコントロールによる実質的な緩和を含む)検討を行うことの可能性が示された。 順序付けが(例えば面接調整の結果として)不十分で標準的なアルゴリズムを利用できない場合にも計算可能な範囲で効率的配分に至れる可能性について、解明が進んだ。 現実の(医師)臨床研修マッチングにおいて、(面接機会を通じ)内定と引き換えにリスト順位が変更されることでマッチ結果に無視できない歪みがもたらされている可能性が、示された。
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