研究課題/領域番号 |
18K01536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07020:経済学説および経済思想関連
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
中澤 信彦 関西大学, 経済学部, 教授 (40309208)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ケインズ / バーク / 保守主義 / 功利主義 / 美学 |
研究実績の概要 |
2022年度は、研究課題である「ケインズのバーク受容」に関して、哲学(美学)に加えて、帝国(特にアイルランド)観・貧困観・労働者教育観などに関しても、検討を進めた。具体的には、研究課題に関係する2冊の研究書、すなわち、John Pullen (2022) The Macroeconomics of MalthusおよびGregory M. Collins (2020) Commerce and Manners in Edmund Burke’s Political Economyを読み進め、それぞれについての書評2本(使用言語:日本語)を執筆し、国内学会誌への投稿をすませた。また、「マルサスの救貧法論」(本研究課題の遂行を側面補強するスピンオフ的な内容)を主題とする日本語論文1本と英語論文1本を同志社大学久松太郎氏と共同で執筆し、それぞれについて国内学会および国際会議で口頭発表を行った。国際会議で得られた良質なフィードバックのおかげで、後者の英語論文は2022年度のうちに海外査読誌への投稿までも行うことができた。 なお、本研究課題は当初4年間の研究期間(2018-21年度)を予定していたが、コロナ禍や予期せぬ持病悪化などの事情により研究の進捗状況が遅れ気味であったため、研究期間の延長を2年連続(2022・2023年度)で申請し認められた。2023年度は研究課題をさらに掘り進めるとともに、先の英語論文の海外査読誌掲載決定のために最善を尽くしたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究成果については、論文・書評や口頭発表などの形で着実に生み出すことができている。ただ、その内容が「ケインズのバーク受容」という研究課題にとって基礎的・予備的・派生的なものにとどまってしまっていることも事実である。新型コロナウイルス感染症のために長らく絶たれていた海外の研究者との研究上の交流がようやく再開され、2023年3月に立教大学で開催された国際会議で英語論文を口頭発表し、そこで有益なフィードバックを得られたことは、海外査読誌への投稿までにかかる時間を大幅に短縮してくれた。ただ、その論文の内容それ自体は派生的なものであるため、ケインズのバーク受容」という課題それ自体の進捗状況について言えば、当初の予定よりもやや遅れている、ということになる。
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今後の研究の推進方策 |
遅れについては残る1年間の研究期間に可能な範囲で(研究計画の軽微な変更も考慮しつつ)回復を図ることに全力を注ぎたい。
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