研究課題/領域番号 |
18K01559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
樋渡 雅人 北海道大学, 経済学研究院, 准教授 (50547172)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 主観的幸福度 / 移行経済学 / 移民 / 自由貿易 / 民主主義 / 権威主義 / 主観的厚生 / 社会的信頼 / 市場移行 / ウズベキスタン / 共同体 / 移行経済 / グローバリゼーション / ソーシャル・キャピタル |
研究成果の概要 |
本研究は,旧ソ連・中東欧の移行経済諸国を対象に,主観的厚生(SWB)や政治経済に対する主観的認識の形成要因を明らかにすることを目的とした。要因としては,経済的要因にとどまらず,社会的信頼(social trust)を含めて実証的に検証することを意図していた。主要なデータとしては、欧州復興開発銀行(EBRD)と世界銀行が移行経済諸国約30か国を対象に3度に渡り実施した大規模調査のミクロ・データを用いた。結果としては,社会的信頼や,昨今の経済変化(移民や貿易環境の変化)が人々の認識に与える影響は大きいものの,地域内の異質性も存在することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
旧ソ連・中東欧の市場移行国を対象とした移行経済学の分野においては、人々の生活実感やSWBといった観点からの研究は端緒についたばかりであり,社会的信頼や地域内の異質性といった新たな要素をもたらした研究となった。研究期間を通して,研究成果の現地への還元を積極的に進めてきた。特に,ウズベキスタンにおいては,学術会議やセミナー,その他の政府関係の会議において度々報告しており,研究代表者は「ウズベキスタン共和国独立30周年記念勲章」を授与されるに至っている。
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