研究課題/領域番号 |
18K01590
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
横田 一彦 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40390819)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 国際貿易 / サプライチェーン / 付加価値貿易 / サービス貿易 / 貿易政策 / 雇用 / 賃金 / 貿易構造 |
研究成果の概要 |
本研究では日本を含めた世界の貿易政策がサプライチェーン構造の変化を通じて国際間の賃金格差,経済規模,物理的距離,共通言語や,宗主国関係の有無,貿易政策(自由貿易協定)の有無といった要因にどの程度影響を受けているかを推計した。主要な結果は①ヨーロッパに比べアジアでは賃金が安い国ほど中間財も付加価値も輸出している②アジアでは絶対的な賃金水準と賃金格差が中間財貿易に与える影響に比べ,付加価値貿易を増大させる効果が小さいといった顕著な特徴がみられた。これらのことから付加価値貿易で見るとアジアではヨーロッパに比べより垂直的な産業構造があると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の新しい貢献は以下の3点にまとめることができる。①国内産業構造の違いが貿易政策のサプライチェーンを通じた影響を実証的に考察した②製造業とサービス産業の比重が大きく異なる国々を比較することによってサービス産業のサプライチェーンを通じた影響を明らかにした③貿易政策が経済成長に与える影響を議論したことである。とくにサービス産業の分析はこれまで多くはされて来なかったが、本研究で中心課題として分析し、サービス産業研究の重要性を示した。
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