研究課題/領域番号 |
18K01594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
田中 靖人 同志社大学, 経済学部, 教授 (10188344)
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研究分担者 |
佐藤 敦紘 同志社大学, 経済学部, 准教授 (70735323)
服部 昌彦 高崎経済大学, 経済学部, 准教授 (90803718)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 寡占 / 研究開発 / 技術革新 / ライセンス / ロイヤルティ / 不完全雇用 / 財政赤字 / 政府債務 / 微分ゲーム / 完全雇用 / 世代重複モデル / 非自発的失業 / 財政政策 / ゼロ・サムゲーム / 相対利潤最大化 / 参入 / ゲーム理論 |
研究成果の概要 |
同質財または差別化財を生産する寡占などの不完全競争における技術革新,新技術の導入とそれをめぐる補助金などの政策的な問題に興味を持ち研究を始めた。当初は静学的なモデルによる分析が中心であったが後半では微分ゲームなど動学的な分析も取り入れて研究を進めた。また,並行して非自発的失業および完全雇用実現へ向けた財政政策の理論的な分析,財政赤字や政府債務の必然性,財政破綻の不可能性などに興味を持ち研究を行った。それぞれの研究テーマについてそれなりの成果を得て論文を公表している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前半の研究では,寡占産業における研究開発への補助の効果が様々な要因に依存することを明らかにした。後半の研究においては,政府債務の増加によって手足を縛られかかっている政府,日本銀行の今後の政策運営において,政府債務の蓄積は一切気にする必要がなく,常に安定した物価と完全雇用を求める政策のみを考えて行けばよいことを明らかにすることができたのではないかと考える。政府債務の蓄積がもたらす問題があるとすれば,民間金融資産の増加が消費に与える資産効果であるが,それによって緩やかなインフレーションが起きれば自然に政府債務・GDP比が小さくなり問題は解消する。
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