研究課題/領域番号 |
18K01599
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
|
研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
新海 哲哉 関西学院大学, 経済学部, 教授 (40206313)
|
研究分担者 |
大川 隆夫 立命館大学, 経済学部, 教授 (10258494)
北村 亮真 追手門学院大学, 経済学部, 講師 (30801831)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 外国為替変動 / リスク回避 / 海外子会社 / 外国寡占市場 / サプライチェーンの再構築 / 本国企業への海外子会社の配当 / 外国為替リスク / 直接投資 / 子会社への部品供給 / 子会社からの利潤送金 / 短期寡占均衡 / 本国親企業の外国為替リスクへの態度 / 外貨建て評価比較 / 短期均衡 / 国際為替リスク / 長期均衡 / 国際寡占競争 / 中間財供給 |
研究成果の概要 |
本研究は海外進出企業数が所与の短期均衡で、外国為替変動リスクが直接投資により海外に進出した子会社、海外外国企業からなる寡占市場での企業行動と成果に与える影響を明らかにした。 本国通貨建ての部品の費用が、外国為替リスクへの態度を考慮後の本国通貨建ての現地調達部品の費用より高いとき、①外国為替リスクを重視しない(重視する)とき、短期均衡生産量は現地子会社の方が外国企業より小さい(大きい)。②現地子会社の均衡で生産するならば、短期均衡での利潤の外国子会社の期待確実性同値額は期待利潤を下回る。③外国為替リスクを重視しないとき、短期均衡利潤は、現地子会社のほうが外国企業より小さいことを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、新型コロナ感染など世界的なパンデミックや、ロシアによるウクライナ侵攻、米中関係の悪化などの地政学的なリスクなどによりわが国の企業活動と国民経済は大きな影響を受けている。欧米と日本の中央銀行の金融政策の違いに起因する短期の大幅な外国為替市場の変動、経済活動のグローバル化により、これらのリスクは、世界的な企業のサプライチェーンの再構築をもたらす。そうした割高な部品調達、海外子会社からの利益送金が重視される状況下で、外国為替変動リスクが直接投資により海外に進出した子会社、海外外国企業からなる寡占市場での企業行動と成果に与える影響を明らかにした本研究の学術的意義と社会的意義は大きい。
|