研究課題/領域番号 |
18K01604
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
サムレト ソワンルン 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90614371)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Interest rate ceiling, / Microfinance, / Financial inclusion, / Debt burden / Microfinance / Interest rate ceiling / Financial inclusion / Credit rationing / Cambodia / Indebtedness / Over-indebtedness |
研究成果の概要 |
本研究では、フィールド調査や現地の関連機関から入手したデータと情報を分析し、カンボジアのマイクロファイナンス部門への貸出上限金利規制が借入家計の借入コストを低下させたことを明らかにした。しかし、上限金利規制後に低所得者層への信用割当が発生した可能性も指摘した。借入額が多い家計ほど債務返済の所得比率が高い傾向が見られた。また、比較的に借入額が少ない家計では、上限金利規制後に借入金額が増加する傾向が見られたため、小口借入を行う家計は規制によってより高い債務負荷に直面した可能性があることが分かった。さらに、債務負荷を軽減するためには、家計の金融リテラシーの向上が重要であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
This study contributed to the literature by providing new evidence on the impact of the interest rate ceiling on the microfinance sector in a developing economy. It also provided implications for policymakers regarding the balance between protecting borrowers and enhancing the microfinance sector.
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