研究課題/領域番号 |
18K01608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
薛 進軍 名古屋大学, 経済学研究科, 名誉教授 (40262399)
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研究分担者 |
孟 渤 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター, 主任調査研究員 (70450541)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 一帯一路 / 環境負荷 / 多地域間産業連関表(MRIO) / 環境アセスメント / 炭素排出 / グリーンGVC / 世界産業連関データベース(WIOD) / 中国 / グリーン開発 / 産業連関表 / 中国経済 / 産業連関分析 / フットプリント / エネルギー消費 / 産業構造転換 / グリーングローバル化 / 多地域間産業連関表 / Green GVC |
研究成果の概要 |
本研究の研究成果は以下のようにまとめている。 (1)海外研究協力者との連携で本研究に必要な産業連関表および経済・環境・炭素排出のデータベースを構築している。(2)「一帯一路」は関連国の経済成長を促進し、世界経済への波及効果が大きいということが明らかにしている。(3)「一帯一路」の国は中国との投資貿易活動の増加によるエネルギー消費の増加、炭素排出が急増していることが判明されている。(4)地域別・産業別のグリーン開発政策の設定、グリーン開発アセスメント指標の導入を対策として提案している。(5)国際会議の開催とSCIENCEなどの国際学術誌に論文の発表によって、本研究の目的が概ねに達している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(a)中国の「一帯一路構想」は,世界経済にどのような経済効果があるか,その環境への影響はどうなるか,これらの問題を明らかにすることは,本研究の目的であり,先駆的な研究である。(b)産業連関表等の分析手法を利用し,世界産業連関データベース(WIOD)と中国の多地域間産業連関表(MRIO)を統合したビックデータの構築および学際的研究方法の創出は,学術的に大きな特色をもち,独創的な研究と思われる。(c)本研究は雁行型経済発展論と結び付け,「一帯一路」によるアジア諸国の産業構造転換と越境汚染、炭素漏れの問題を分析し、環境要素を考慮したダイナミックな雁行型発展モデルを創出することは経済理論に貢献できる。
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